VirtualBoxのデフォルト起動モードをデタッチやヘッドレスに変更する


VirtualBoxの仮想マシンは、起動するときヘッドレス起動かデタッチモード起動を選ぶと、画面表示の有り無し(バックグラウンド化)を変更することができます。


しかし、デフォルトは「通常起動」です。「通常起動」で起動してしまうと起動後に画面表示の無し(バックグラウンド化)することができません。ここでは、デフォルトをヘッドレス起動やデタッチモード起動に変更する方法を説明しています。

起動モードのデフォルトは[VM VirtualBox マネージャー]などのGUIでは変更できません。コマンドプロンプトでVBoxManage.exeを使用します。VBoxManage.exeはVirtualBoxをインストールすると一緒にインストールされるので、別途インストールの必要はありません。

1.コマンドプロンプトを起動します

最初に、VBoxManage.exeを動かすために、コマンドプロンプトを起動します。
スタートボタンの横に[ここに入力して検索]に"コマンドプロンプト"と入力します。
入力する上に[コマンドプロント]が見えるのでクリックすると、コマンドプロンプトが起動します。


2.VBoxManage.exeでデフォルトを変更します

VirtualBoxをインストールしたディレクトリの下にあるVBoxManage.exeを使います。
引数は下の通りです。
"VBoxManage.exe" modifyvm 仮想マシン名 --defaultfrontend モード

  • 仮想マシン名
    デフォルトを変更したい仮想マシンの名前を指定します
  • モード
    ヘッドレス起動にしたい場合は headless を、デタッチモードの場合は separate を指定します

デタッチモードの時は、detach ではなく separate なので注意してください。

VBoxManage.exeはVirtualBoxをインストールするときに何も指定しなければ下の場所にあります。
"C:\Program Files\Oracle\VirtualBox\VBoxManage.exe"

VBoxManage.exeを実行すると、間違えていなければメッセージもなにもでないで終わります。これで、もう[VM VirtualBox マネージャー]のデフォルト(default)は変更されています。


以下では、仮想マシンの名前を myvm 、上記の場所にVBoxManage.exeがある場合は例にします。

2-1. ヘッドレス起動をデフォルトにする場合

"C:\Program Files\Oracle\VirtualBox\VBoxManage.exe" modifyvm myvm --defaultfrontend headless

2-2. デタッチモードをデフォルトにする場合

"C:\Program Files\Oracle\VirtualBox\VBoxManage.exe" modifyvm myvm --defaultfrontend separate