DELL ブラウザが固まる時【SmartByteを止めよう】
DELLのInspiron3000シリーズでウェブブラウザを使用していると、かなり頻繁に固まります。しかも、CPU負荷が高いわけでもありません。ブラウザ以外は何も立ちあげていなくても固まります。ブラウザのタブを1つにしても固まります。
タスクマネージャを見ていると、
Rivet Networks Dynamic Bandwidth Manager

というサービスが頻繁に動いています。
これはRivet Networks社のSmartByteというアプリケーションに関係したサービスのようです。SmartByteはMicrosoft Storeの説明をみるとこう書かれています。
SmartByte を使用するとバッファリング時間が短縮され、お気に入りのビデオを楽しむ時間が増えます。SmartByte は、ストリーミングおよびインタラクティブビデオのパフォーマンスを向上させます。重要なビデオトラフィックを自動的に検出して優先することで、SmartByte は重要性の低いネットワークトラフィックによってビデオの視聴速度や品質が低下しないようにします。
機能:
1) ビデオの検出: SmartByte は、どのネットワークパケットがストリーミングおよびインタラクティブビデオのパケットかを自動的に検出します。
2) ビデオの優先: SmartByte は、ストリーミングおよびインタラクティブビデオのパケットを、コンピューター上の他の緊急性の低いネットワークトラフィックよりも優先させます。
3) 帯域幅の自動検出:SmartByte は、コンピューターがアクセスするインターネットの帯域幅を自動的に検出します。
引用元)SmartByte を入手 - Microsoft Store ja-JP(2018/07/10閲覧)
どうやら、SmartByteは下の処理をするようです。
- ネットワークパケットを監視する
- 動画以外の通信の優先度を下げる
今回の現象に関係してそうです。
試しにこのサービスを停止するとブラウザ(Chrome)が固まる現象は解消しました。
試したのはInspiron3000シリーズですが、SmartByteがインストールされていればInspiron5000シリーズ、Inspiron7000シリーズでも同じではないかと思います。
注意点は、今回はネットワーク環境があまりよくない環境だったため、このような結果になったと考えられます。SmartByteは動画などを快適に表示してくれるみたいですので、ブラウザや他のインターネットを使うアプリケーションの動作に問題がなければ、SmartByte は動かしたままにしておいた方がいいでしょう。
ただし、他のサイトの情報を見ると、ブルースクリーンになったり、VPNのような他のネットワークサービスが不調になる人もいるようなので、何か変だなと思ったら止めてみるといいかもしれません。
サービスの停止方法は下の通りです。
- [ここに入力して検索]の場所に「サービス」と入力します
- [サービス]をクリックします
- [サービス]のウィンドウが開きます
- [Rivet Dynamic Bandwidth Management]という名前を探して、右クリックでコンテキストメニューを開いて[プロパティ]を選択します
- サービスの状態で[停止]を押してサービスを止めます
- [スタートアップの種類]で[無効]を選択します
- [無効]と[停止]の2か所を確認して[OK]を押します
- もう一つのサービス[SmartByte Network Service]を探して、右クリックでコンテキストメニューを開いて[プロパティ]を選択します
- 先ほどと同じように[無効]と[停止]状態にして[OK]を押します
- 以上で設定は完了です、ウィンドウを閉じて終わりです