Thunderbirdで受信メールがテキストかHTMLかソースを見ないで判別できるようにする

メールにはHTMLメールとテキストメールがあります。

テキストメールとHTMLメール


最近はビジネスメールでもHTMLメールが増えてきました。

巷ではビジネスメールはテキストメールしかだめという意見も未だありますし、今やHTMLメールも問題ないという意見もあるようです。

ビジネスでのHTMLメールを是とする人と非とする人の図


また、HTMLメールが嫌いという人もいるようです。

HTMLメールに起こっている人


自分が最初にメールを送る時はテキストメールでもHTMLメールでも好きな方を選べばいいのですが、受け取ったメールに返信するときはそうもいきません。

HTMLメールにテキストメールで返信したりすると、せっかくの画像や表が無くなったり、見にくくなったりします。

HTMLメールをテキストメールで返信されて困っている人


では、すべてHTMLメールで返信すれば済むかというと、HTMLメールが嫌いな人もいますからテキストメールで送られてきたメールにはできればテキストメールで返信してあげたほうがいいですよね。

しかし、メールによってひと目ではHTMLメールなのかテキストメールなのかがわからないことがあります。


Thunderbirdが自動的にHTMLメールならHTMLメールで返信、テキストメールならテキストメールで返信してくれればいいのですが、そういう機能はないようです。

Thunderbirdにメールの種類を教えろと無理をいう人


ここでは、HTMLメールなのかテキストメールなのかを割と簡単に判断する方法を紹介します。

メールの種類を見分蹴られた人


この方法は100%確実に判定できるというわけではありません。特に添付ファイルがある場合は判定できません。

添付ファイルがないテキストメールであれば、ほぼ判定できます。

添付ファイル付きメール以外は判定できる



設定を変更


1.設定を開く

上部メニューの「ツール」→「設定」を選択します。

あるいは、右上メニュー[≡]→「設定」を選択します。

Thunderbirdでメニューから設定を選ぶ


2.設定エディタを開く

「一般」→ (一番したまでスクロール) →「設定エディター」を選択します。

以前のバージョンではここで「動作保証対象外になります!」という警告ダイアログが表示されていましたが、バージョン91.0からは表示されなくなりました。

Thunderbirdで設定エディターを選択する


3.名前を入力する

検索欄に

mailnews.headers.extraExpandedHeaders

と入力して、鉛筆マークを選択します。

Thunderbirdの設定エディタでmailnews.headers.extraExpandedHeadersと入力する


4.値を変更する

値に

Content-Type

と入力して、右側の✔マークを選択します。


5.Thunderbirdを再起動する

設定を反映するにはThunderbirdの再起動が必要です。

Thunderbirdを再起動してください。


6.変更を確認する

ヘッダー部分に Content-Type: と表示されていれば変更は成功しています。

Thunderbirdのヘッダー部分にContent-Typeが表示されている


判定方法

受信したメールがHTMLメールかテキストメールかはContent-Typeのすぐ右側が下の表のどれかで判定します。

Content-Type メールの種類
text/plain; テキストメール
multipart/mixed; どちらかわかりません
それ以外 HTMLメール

添付ファイルがあると、HTMLメールでもmultipart/mixed;になることがあるためどちらかわかりません。この場合はメッセージのソースをみる必要があります。

text/plain;multipart/mixed;の後にcharset=, boundary=などの文字や記号が続きますが、それは気にする必要はありません。

Thunderbirdのヘッダー部に表示されたContent-Typeでメールの種類を判別する